ツール類
手元にあるとちょっと便利な道具類について。
ハサミ
トリミングとかちょっとしたメンテナンスにどんなハサミを使ってますか?
私は、これ:はるか昔にウチでは必要なくなった赤ちゃん用の爪切りハサミを使う機会がいちばん多いです。
「水草用」として売られているハサミってほとんどが手術用のものにブランド打ち込んだだけの転用か、一部は園芸用とかもあるけど...ですよね。
カッコはいいんだけど、使いやすいですか?
そりゃーでかくて深い水槽だったら、長いハサミも欲しくなるけど、結局はそれでも手を濡らすしね。
だいたいどっちも小回り効かないしね。
私も以前に「水草用」のハサミを買ったクチですが、ほとんど使わないですね。(*...これは、ちょっと考えを改めました。→追記)
小回り効かせてちょっとしたカットをしたり、前景のガラスに面した縁を切ったりするのは、この爪切りハサミ。
大きくまとめてロタラの茂みとかを切っちゃう時は、刃がちょっと長めのフツーの文房具として売ってるハサミ。
ほとんどそれだけです。
もし家に使ってない赤ちゃんの爪切りバサミがあったら、試しに使ってみて下さい。
すごく使いやすいハズです。
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追記。
*ごめんなさい。これは私がマトモな「水草用」のハサミを買っていなかったからだったんだってことが、ADAのものを買って使ってみたらよーく分かりました。
もちろん今でもロタラの林の塊を大きくザックリ切るのには歯面の長い文房具のハサミを使ってたりするし、細かいところは赤ちゃん用爪切りハサミ...今使っているのは写真のものと違ってカーブがついているもの...を今でも使っているのだけど、
基本的にはやっぱり「ちゃんとしたもの」なら水草用が良いですね。
ポイントは、違いは幾つもあるけど、やっぱり決定的なのは、先が充分に細く鋭く尖っていることってのは重要ですね。尖っているとガラス面に面したところがすごく切りやすい。
あとは総合的な出来の差ですね。
どこのメーカーとは言わないけど、過去に買った数本の「水草用」のハサミへの評価は今でも変わらないけどね。
あんなもの買うくらいなら文房具のハサミのほうが遥かにマシ。
シリンジ(注射器)
注射器があると何かと便利ですよね。
でも、注射器は売ってないですよね。針なしのシリンジなら売っているけど。
一番近いのはダイソーの化粧関連用品の売り場で売っているもの。これは先が尖ってないだけで、針に相当するものが先についていて立派に注射器のかたちをしています。
これをさらにダイヤモンドシャープナーで研いで、先を尖らせると使い勝手が非常に良くなります。
写真のは、釣りで使うルアーのフックを研ぐ時に使うものですね。これを使うと簡単に先を尖らせることが出来ます。
先が尖っていると何が良いかというと、底床にスッと刺せるんですね。先が尖ってないと底床に刺した時にソイルを砕いて泥が針に詰まりやすくなるんですけど、先が尖っているとかなり詰まりにくくなります。
これを何に使うかと言うと
- 前面ガラスとソイルの間に出る藍藻をエクスタミンを注入して処理する時に使う。エクスタミンのパッケージに付いているスポイトではソイルをバリバリと割りながらでないと刺せない。
- 底床に液肥を注入する時に使う。
- 底床の通水性を確認、あるいは確保・改善するために使う。
針を底床に斜めに刺して、空気を送り針先の真上からすっと泡が出てくるようなら通水性が確保できている。手元の差込口から泡が出るようなら底床が詰まって嫌気化が進んでいる可能性がある。
穴を開け空気を送り込むことで嫌気化を遅らせて、水草の根の健康的な環境を維持できる。
但し注意点。かなり嫌気化が進んでそうだな...ヤバそうだなと思ったら、必ずまずは針を刺して空気を送る前に泥を吸ってみる。吸いだした奥のほうの泥が灰色が濃いような真っ黒い色で、温泉卵の臭いがするようだと、既に猛毒の硫化水素が出ている状態なので、空気を送り込むとこれが水中にいっきに出てくる可能性があるのでやめる。こういう場合は硫化水素対策(24時間エアレ)を始めて、リセットの準備を始める。
というか、そんな嫌気化が末期的に進んでいるようだと、底は粘土状になっていて、針が刺さりにくいというか、スグに泥が詰まっちゃって泥を吸い取るのも、一度針を抜いて、針の泥を抜いて、もう一度同じラインで刺して吸わないとダメだと思うけど。 - 普段にも、薬品の適量を素早く測ってボトルから取り出すのに便利。
また、薬品を水中に入れる場合も、排水口の前に針を置いて水流に載せて薬品を混ぜていくのに便利。
掃除道具
- スクレーパー
三角定規とかは定番ですけど、100均で売っている鉄製のスクレーパーはあると便利です。
先を砥石で研いでおくと、カルキで汚れたガラスの掃除とかも簡単。欠点は鉄製で水を拭き取っておかないとサビちゃうこと。
- ホースクリーナーブラシ
GEXのホースクリーナーブラシは、フィルターのパイプ掃除の必需品。もうちょっとだけ長くしてくれると嬉しいけど。
- 目盛り付きバケツ
100均で売っているカラフルな10リットルバケツは、目盛りがついていて便利。
- 刷毛・平筆
100均で売っているペンキを塗るための小さめの平筆は、珪藻にやられた時に大活躍。
例えば、グロッソの上とかは筆で撫ぜていくだけで、取れますよね。石とかパイプの支えとか細かいところも筆でパシャパシャやれば取れるし。
- その他
後は、プロホースとか歯ブラシとか定番のものばかり。
その他
- すり鉢
稚魚やハナビのようなもともと小さい魚にあげるエサをつくるのに。フレークを粉にする。
- 先を切って口を広げたベロペット
基本底床近くを泳ぐ魚は導入時にエサを食ってくれなかったりしますよね。そうじゃなくても小さくて弱いのは先輩にみんなエサを食べられちゃうし。そういう時に、冷凍ミジンコなどを飼育水に溶かしたものを、ベロペットでチビ魚が隠れているあたりにあげる。
- ピンセットとか水合わせを簡単にしてくれる器具とかとか...後は定番のものばかり。