現在のやり方 尿素の直接添加
2021/03/15
あれからいろいろ試して、最近は以下のようにしています。
- 尿素の粒を毎日そのまま水槽に入れる。
-
入れる時は魚が咥えたりしないように気をつける。
また水流があるところに入れる。 -
尿素の粒の大きめのもの1粒を毎日1週間入れ続けると、
おおよそ窒素1%の尿素水を5mm入れるくらいになる。
私の場合(60cm水槽)はトリミング後などの窒素消費が少ない時や窒素入り底床肥料を使った時などは、隔日1粒、または毎日一粒。
水草が元気に成長しまくっている時は、毎日2-3粒を投入。 - 窒素不足の状態...葉の緑色が抜けて白っぽくなる、赤く染まっていた水草の葉色が黄色っぽくなる、草体が全体的に萎縮してくる...などには、とてもよく効きます。...もちろん窒素が足りない状態で窒素以外の栄養分などが足りていて、その他の環境も適切であるという条件付きですが。
- このやり方でエビなどへの影響を感じたことはないです。
-
実際に試して見るときには、尿素分解バクテリアを少しづつ着実に増やしていく・一気に大量のアンモニア生成させないように、
毎日尿素一粒、あるいは隔日一粒程度の最小量ではじめつつ、1週間以上続けた上で、必要なら投入量を増やしていくようにしてください。
一気に大量に入れることは危険です。
少しづつ。でも続けて行うってのが大事です。 -
なぜ、このやり方に至ったのか、なぜこちらのやり方のほうが良いと考えているのかは、主に肥料のストック管理問題・施肥の手間問題・エビなどに配慮してアンモニア生成に波をつくらないことなどが理由です。詳しくはブログを見てください。
- 以下に書いていることは大きく間違っているとは思いませんが、いろいろ問題もあるので現在は行っていません。
窒素・リンを含む液肥の底床注射
カリウムなどのミネラル分を主体とした肥料がずっと必要ない水草水槽というのは殆ど無いでしょうけど、窒素やリンを含む肥料が必要かどうかは、エサの投入量・水草の種類・CO2・光量・水草の量などのバランスの問題です。
窒素分が足りなくてもエサをちょっと増やすだけで解決することもあります。
このあたりは、本当に必要なのか?と、よく見極めてから窒素やリンを含む肥料に手を出すようにしましょう。
大量の水草を高成長させていて、魚が比較的少ないという場合は、ソイルの肥料分が切れてきたあたりで、ほとんどの場合で窒素やリンの施肥が必要になると思います。
逆に、水草の量が少ない・陰性の水草でレイアウトしている・魚の量(エサの量)が多いなどの場合は、窒素やリンの施肥が必要になるケースはまず無いはずです。こういう水槽ではむしろいかにこれらを排除するかが問題になりますよね。
一部内容を変更しました。2014.11.26
以前は、腐植酸アンモニウム液肥を紹介していたところで、尿素水を紹介しています。過去の腐植酸アンモニウム液肥について記載内容はこちらに残してあります。
以下、私が普段使っている2+1種類の窒素を含んだ液肥を紹介しています。
- ハイポネックス利用 0.2-0.1-0.1(リンを含みます)
- 尿素水 0.2-0-0(窒素分だけ)
- 腐葉土エキス → これは別ページで。
目的に合わせてどちらかを使うことになるわけですが、基本的なことは、ハイポネックス利用のところに書いているので、順番に読んでみてください。
使い分けについて簡単に説明すると、
ハイポネックス利用のものは、作り方も使い方も簡単です。
リンを含むので、グロッソのランナーをグングン伸ばしたいなんていう時には効きます。
ただ、リンが入っているということは、黒ヒゲを増やしてしまうこともあります。
こちらは長期にわたって繰り返し使用するのには向いていません。
尿素水は、窒素だけを供給できるというメリットがあります。
水草水槽では、長期的には必ずリンのコントロールが大きな問題になります。リンを肥料として添加するのは、スポット的に使うならともかく長期的に使用するのはわざわざこの問題をより厄介なものにしてしまうだけですから。基本的にはリンはエサからの供給だけにしたいものです。
また水草は畑作物や園芸作物と違ってアンモニア態窒素を優先的に使用するものが多いので、この点では硝酸態窒素を使うよりもメリットがあります。
こちらは長期的・継続的に利用できます。
実質的な窒素肥料として、腐葉土エキスと私が呼んでいるものを使うという手もあります。
これは、上記の化学肥料系ほど手軽ではなく仕込みも必要になりますが、微量元素も含めて様々な必須元素を比較的バランス良く施肥できます。
また、化学肥料系よりも施肥量にもあまり神経質になる必要もない...少し暗い多めに入れてもエビが落ちたりしたこともないですね。むしろエビの調子とか良かったりして。水草の調子も、これを入れると栄養豊富なソイルの最初の数ヶ月のような感じで育ちますし。...腐植質の補給ですね。
現在はほとんどこればかり使っています。
ただ、これを入れると数日はとろみが出たりすることがありますけど。
これは、別ページで説明しています。
ハイポネックス利用 0.2-0.1-0.1
アクアフローラは、とても良い肥料だけれど、前景などに追肥として使う場合にはかなり使い勝手が悪い。
効くのはどうしてもスポット的になるし、前景草が密生していると肥料を入れるのも一苦労だ。無理に入れれば、ソイルを砕いて泥化を進めてしまうし。
そこで、底床に簡単に肥料分を...中でも窒素分を供給してやる簡単な方法として、園芸用の液肥を注射器で底床の最奥に送り込むという方法を取ることがあります。
対応する主な症状
- それまで盛んに成長していたグロッソなどの葉が小さくなり、ランナーを伸ばさなくなった。
- ブリクサビエティやストロギネレペンスのような比較的肥料喰いの水草が全体的に萎縮してきた。
- サジタリアやエキノドルスなどの底床にしっかり根を張る水草の葉が黄色くなり部分的に枯れる。タイガーロータスの葉が小さくなってきた。
- ロタラなどの有茎草の成長が遅くなり、全体的に小ぶりになってきた。
- 緑藻が殆ど出なくなった。例えば、1ヶ月ガラス面を掃除しなくても、緑色がまったく目立たないくらい。
注意・警告
園芸用の肥料を水槽で使うのは、とても危険です。
分量やその他施肥方法を間違えた場合は(あるいはそれ以外でも水槽環境によって)、
-
エビなどが死ぬ。
以下の肥料には毒性が高いアンモニア態窒素が含まれます。 - コケだらけになる。
といった事故を起こす可能性はあると理解してください。
いろいろ理解できてない人は、やめておきましょう。
すべて自己責任でお願いします。
詳細は、必須元素別の理解などを見て欲しいのですが、以下の(ハイポネックスを使った方の)やり方では、長期的にはリン過剰になる可能性が極めて高いと思われます。グロッソがランナーを盛んに出している時などはリンの消費も多いので問題はないでしょうが、水槽全体に長期間使用することは避けた方が良いと思われます。
以下の場合は、行わないでください。
- ガラス面に緑藻が充分に出ている。
=窒素過多、あるいは窒素以外の栄養分が少なすぎる状況。 - 水槽の立ち上げ期で充分に硝化サイクルが完成していない。
- フィルターの掃除を行った後。
- 水槽水のpHが中性域より高い。
…アンモニアがアンモニウムイオンにならない。 - 大量トリミング後で水草の成長点が大量に奪われた状況。
- アンモニアに極めて敏感な生体を入れている。...水質に極めて五月蝿いエビなど
- 底床が極めて薄い。数センチ以下しか無い。
- 黒ヒゲが増殖中である。リンの添加は確実に黒ヒゲがさらに勢いを増します。
- 底床内が泥化していて通水性が非常に悪い。嫌気化している可能性もある。
- ...
やり方は(私のやり方は)以下のとおり。
ハイポネックス観賞植物用(7-4-4)を約30倍に希釈。
つまり、おおよそ 0.2-0.1-0.1にする。
いったん希釈してしまったものは、カビや藻類なども出てくる可能性が高いのであまり大量に作り置きしてもダメにしてしまうだけです。1週間で使い切るくらいの量をつくりましょう。
特にこのハイポネックスには土壌中の微生物の活動を活発化させるためにトレハロースも添加されているので、普通のものよりカビなどが繁殖しやすいと思った方が良いです。
私は、注射液を保存するボトルに60mlのラインを引いて、そこに2mlの原液を入れて、ラインまで水を入れるというかたちで簡単に注射液をつくれるようにしています。
この液を注射器で底床の最奥にゆっくり送り込む。
逆噴射して大量に漏れ出さないように注意。
ハイポネックスにはアンモニア態窒素(毒性が強い)が含まれているはずです。(詳細表示があるプロ用のハイポだと、窒素全量6の内アンモニア態窒素が2.9)
アンモニアが水中に一気に漏れた場合は、エビなどが影響を受ける場合あります。
特に底床が目詰まりを起こしている場合は、逆噴射してくる可能性があるので避けたほうが良い。
ちなみにこの濃度(0.2とか)は、園芸用のストレート液肥(活力剤)...つまり薄めずに直接植物の根元などに流し込める濃度に調整してあるものと同じくらいです。
使用量の目安は水槽環境によってかなりの幅があるので、最初は60cm水槽で2ml/1回くらいから始めた方が良いかもしれません。その後1週間程度様子を見てから...ガラス面の緑藻やエビの状態などを確認しながら、量を増やしていきましょう。
どのくらい使用量が違うかと言うと、比較的低回転で維持しているうちの水槽では1シーズンに1回5〜10mlくらいで済んでしまいますし、高回転で維持している方の水槽は、10ml以上を数日おきに使うこともあるくらいです。
いちばん最初にも書いているように水槽環境によってはそもそも必要ないのかもしれませんし。
適量は各自慎重に見極めてください。
エビなどに異常が現れる、緑藻が急増するという場合は、直ちに中止し、充分な換水を行う。
これだけを使っていて水草が健全に成長を始めると、かなりのカリ不足になります。
カリは必要に応じて、アクアリウム用に売られている液肥(ex.フローラプライド:0-0-3)やイニシャルスティックなどを追加して補っていきます。
尿素水(0.2-0-0)
2014.11.26
リンはむしろ減らしたい。カリウムは別に添加しているし、窒素だけを添加したいという場合には、尿素水を使います。
尿素は、無色無臭、少なめに水に溶かすとほぼ中性(弱酸性)で無毒です。
殆どあらゆる場所に常在している様々な尿素分解菌が、尿素を徐々にアンモニアとCO2に加水分解していきます。
(NH2)2CO + H2O → 2NH3 + CO2
アンモニアになると、これはエビや魚にはかなり強めの毒ですね。
この尿素を底床内に入れると、分解されて出来たアンモニアを水草が使い、残るのはCO2だけ。CO2も水草が使ったり、あるいは抜けて行ったりするので、底床内に残存しにくくて比較的安全ですね。
水草が使い切れなかったアンモニアは、水槽の立ち上げ期とかでなければ速やかに硝化サイクルにのっていずれ硝酸になり、これもまた水草が使用します。
窒素肥料としては、毒性が強いアンモニア態窒素よりも硝酸態窒素の方が遥かに安全ですし、葉面吸収が主な水草は硝酸態窒素を優先して使いますが、クリプトコリネのようなアンモニア態窒素のほうが好きな水草もあります。
というか、おそらく水中の泥に積極的に根を張る水草の殆どはアンモニア態窒素のほうが好きなハズです。
水中の泥は低酸素環境になりやすいので、硝酸態窒素を手に入れにくいからです。
農業関連では、イネや里芋などはアンモニア態窒素ばかり使うことが知られています。
「水草は硝酸態窒素しか使わない」なんてことを書いてあるところもありますが、それは明らかな間違いです。おそらく畑作・園芸関連の知識を応用して勘違いしてしまったのでしょう。
畑の作物の殆どは硝酸態窒素を優先的に利用しますから。
アンモニアは硝酸態窒素と違って水中に流亡しにくいというメリットもあります。
ソイルの陽イオン交換によって吸着・保持されるからです。
...だから、底床供給器などをつかって底床の奥に入れるわけですね。もちろんそれ以前に水中に撒いたら毒だから、出来るだけ奥に入れるわけですけど。
ソイルに吸着されずに漏れだした分は僅かであれば素早く亜硝酸・硝酸に硝化バクテリアが変換していきます。
尿素水の作り方ですが、
- ホームセンターなどに行って尿素を買ってきます。おそらく1kgで百円玉3枚以内で買えます。
- 250ml入の空のペットボトルを用意。(先の写真のペットボトルは500mlです)
- ペットボトルにおおよそ1gの尿素を入れます。
-
これを水で満たします。おおよそ0.2-0-0の液肥が出来ます。
水は水道水でも大丈夫です。使用量が微量だから塩素も問題ないはずだし、保存が効きにくい尿素水の保存性を良くしてくれるし。
1gはおおよそこのくらいです。写真のスプーンはよくヨーグルトとかに付いているものですね。
この濃度は、植木鉢に直接挿せる活力剤アンプルと同じくらいでもし根に直接触れても大丈夫なくらいの濃さです。
なので、このくらいの濃度だと容器内で分解菌が活動しちゃえるので保存性が良いとは言えませんね。つまり放っておくとただのアンモニア水になってしまう可能性もあります。もっと保存性を意識したやり方は後述します。
尿素の分量は大幅に狂わなければ大丈夫です。0.2のハズが0.1になっても0.4になっても許容範囲です。1.0とかになるのは良くないですけど、そこまでは幾らなんでも間違えないでしょう。
実際にどの程度使っていくべきなのかは、その人の水槽によるわけですし、少なめの使用量から始めて様子を見ながら適切な使用量を決めていけば問題ありません。
ただし、毎回尿素水をつくる時に同じ割合になるようには工夫したほうが良いですよ。ごく小さなスプーンとか適当な計量容器を決めて、いつもそれの擦り切り何杯って尿素の量を計るとか。じゃないと、自分の水槽にはどの程度の頻度で何ml入れたら良いかというノウハウが蓄積していきませんから。
もちろんちゃんと精度のある計量ハカリではかるのが一番良いですけどね。
使い方…使用量の目安などは、上記のハイポネックス利用のところも参考にしてください。
その上でハイポネックス利用の場合と異なる点について幾つか。
-
尿素が分解されて出来るアンモニアは、エビや魚には猛毒です。ですが、アンモニアは魚自身も排出していますし、残餌の分解過程などで常に水槽内で産生されているものでもあります。つまり濃度が問題なわけです。
同じ窒素分0.2でも硝酸態のものも含まれているものよりもより危険性は高いので、1日あたりの使用量はかなり少なめから...例えば60cm水槽で1ml添加とかからはじめて、特にエビの様子を見ながら、少しでも異常を感じたら中止・一部換水するくらいの慎重さで取り組んでください。
ちなみにアンモニアは、それを好んで吸収する植物にとっても濃度が濃いとかなり強い毒になります。 - 最初は水槽中に尿素分解菌が充分な量 居ない可能性もありますので、初めて使うころは効きが悪いかもしれないですけど、効きが悪いな〜なんてどんどん入れちゃうと、後からどんどんアンモニアが出来ちゃう可能性があるので、最初のうちは慎重に・少なめを心がけて使ってください。
- ちなみに私は、これまでのテスト結果から1日4mlを底床供給器に入れるのを上限にしています。また翌日も連続使用しないで数日開けて様子を見て、必要があればまた上限4mlを添加するようにしています。ですが、適正値は水槽の環境によって…水草の量・成長速度によって大きく違ってくるはずです。使用量は各自の責任で決めてください。
以前は窒素だけの液肥としては、腐食酸アンモニウム液肥を使っていたのですけど、これにはいくつか問題がありました。
- つくるのが面倒くさい。
- 水草がアンモニアを使った後に腐植酸が残るので、適切な使用量を間違えると(ボケてて繰り返しやってしまったりすると)底床内のpHをかなり下げてしまうことがある。底床内のバクテリアやその他各種底生微生物の活動をいっきに抑制したり、様々な養分の溶出を促してしまったり…と事故の原因になる。というか、私はボケててやってしまったことがある。数ヶ月影響が残って大変でした。
これと比べると尿素水は遥かに簡単で安全だと考えています。
尿素水の問題は、あまり保存性が良くないという点くらいでしょうか。
保存性を考えたらちょっと濃い目につくって…例えば、500mlペットボトルに100gの尿素を入れて、窒素分おおよそ10%(尿素おおよそ20%)でつくっておいて、これを1週間で使い切る分だけ、水で50倍に希釈して0.2%をつくるって手もありますよね。
ちなみに私は、窒素分10%液をつくっておいて、
使う時は、1mlだけシリンジで取り出して、50mlの栄養ドリンク剤の瓶に入れてこれに水を満たしてその週に使う分をつくります。
残ったものは捨てるか、(状況によるけど)水上葉育成箱にでも撒くかって感じですか。
肥料としての話とは関係無いですが、これをやっている時に、尿素を溶かそうとペットボトルを振っていたりすると、ペットボトルを持つ手が急にかなり冷たーくなってきませんか?これは世間によくある急冷剤と同じことが起きています。尿素が溶ける時の吸熱反応ですね。
面白いですよ。これを応用すれば急冷剤は手作りできるってわけ。
クルマに大きめの水が入ったペットボトルと尿素を一袋、クーラーボックスを積んでおけば、いつでもどこでも...ひとまずちょっとした冷蔵庫がわりになる。...釣りの時とかキャンプの時とか便利ですよね。ずっと冷えてるわけじゃないですけど。
ちなみに炭酸カリウムを水に溶かすと、こっちは逆にかなり発熱しますよね。
...話が脱線しました。
最後に、ここでの作り方は濃度などかなりアバウトです。
どーせ目分量で使うのだから、おおよそ合ってれば良いやっていう姿勢ですね。
そういうのが許せない、キチンとやりたいっていう人のために…
ここでは尿素の約半分が窒素分としちゃってますが、実際は尿素の窒素分は46%です。
つまり、100gの尿素だと46gの窒素しか入ってないわけですから、108.7gの尿素で50gの窒素が得られます。
これを391.3gの水で溶くと、保存用の窒素10%の尿素水が得られるわけです。
2000円しないで、0.1g単位ではかれる電子ハカリ(デジタルクッキングスケール)が売っているのでそれを使えばちゃんとつくれますよ。
でもまー、最終的に使うのが、0.15でも0.25でも構わないとは思いますけど。どうせ様子見ながら、もうちょっと多めかな〜とかって最後は感覚でやるわけですから。
でも、10倍狂うとヤバイですけどね。濃すぎるのを底床内に直接入れると根を痛める可能性とかありますし、薄すぎればほとんど肥料添加の意味が無いですし。
ちょっと追記。
ネットをうろうろ見て回っていると、よほど窒素恐怖症を刷り込まれているのか、0-6-4とかを使っている人が居ますよね。
私としてはアレはお薦めできません。
というか、率直に言ってあり得ません。
確かにアレを使えば、リンだらけですから、(窒素分などの供給も別にあれば)グロッソがよくランナーを出してよく這うとかの効果があると思います。
でも、リンはただでさえ蓄積しやすいものですし、リンの過剰はスグに黒ヒゲを招きます。
だから、そういうことも分かっていて他の肥料と組み合わせでバランスを取って使うならともかく、そうでないなら使うべきじゃないと思いますよ。
窒素への恐怖は、立ちあげ時にはアンモニア処理が最大の課題になること、水草育成技術が貧弱だった頃のこと、あるいは例えばディスカス水槽とかの大量のエサを投入し窒素処理が大問題になる水槽のこと...などがないまぜになって、強烈に刷り込まれているって感じですよね。
そういう状況なら、まず窒素をどれだけ減らすかが第一の問題になるのは当然ですけど。
rotala (木曜日, 27 11月 2014 14:32)
>#6さん 見てもらってありがとうございます。
尿素は、私もまだテスト中なので...今のところ良い感じですけど...それは腐食酸アンモニウムも最初はそう思っていたわけで...使用する時は慎重にお願いしますね。
水槽のバランスによっては窒素切れって殆ど起きなかったりするわけですが、それでも底床内の窒素分に依存する割合が多い水草は必要になることもありますね。
ロータスとかクリプトコリネとかブリクサとか。
こういうのは、チョビっと入れると1シーズン元気だったりします。
名無し (木曜日, 27 11月 2014 13:26)
更新ご苦労さまです
最近こちらのサイトを知りまして、それ以来食い入るように見ております
感化されるあまり昨日尿素を買ってきました。うちの水槽には現段階では必要ないんですが、窒素切れの際には注射器で底床にズキュンと撃ち込もうと思いまして
これからも更新頑張ってください。応援してます
rotala (火曜日, 23 9月 2014 12:42)
snowowlさん、おはこんにちは。
後から量を調整できないかたちでアンモニアを使うのは危険ではないかと。やったことはないので分かりませんが。
アンモニアはセット初期には排除したいものの筆頭ですし、軽石が上手く保持できるのかどうかわかりません。
流れ出たら危険ですよね。
それとアンモニアはけっこう強いアルカリですよ。
軽石に肥料分をバランス良く吸わせておいてキャンディコートしておく...アクアフローラみたいな状態ですね...というのは考えてみたことはありますが、これもやったことはありません。
セット初期の...長期に効かせるために仕込む肥料分は...徐々に分解されて効いてくる肥料分は、私としては適度な熟度の腐葉土を選んで軽石に混ぜて使うようにしています。
snowowl (火曜日, 23 9月 2014 02:26)
軽石に希釈したアンモニア水を吸わせ、無調整のピートモスと混合したものをセット時の低床肥料として使用することを思いついたのですが、どうでしょう?
rotala (火曜日, 20 5月 2014 03:24)
でも、もしかしたら(もしかしなくても)アンモニウム液肥よりはずっと安全性が高いかもしれませんね。
当時は、水槽に負担かけ過ぎかなって思ったんですけど。
http://eachbay.blogspot.jp/2014/02/blog-post_20.html
尿素は底床内でどう振る舞うんだろう?
rotala (火曜日, 20 5月 2014 02:42)
この所沢植木鉢センターのは、つくっているのは...名前忘れちゃったけど横浜の会社なんですけど、私も興味を持って製造元に窒素の構成内容を問い合わせしたことがあります。
アンモニア性窒素 1.0
硝酸性窒素 1.0
尿素性窒素 3.0
という回答でした。
尿素主体ってのは園芸用だと良いとは思うんですけど...
窒素液体肥料 (月曜日, 12 5月 2014 14:40)
http://www.garden-bank.com/SHOP/n-200.html